ひらめき デベロッパーはシェアと実績と経営で選べ

2006年04月01日

大京

大京ライオンズマンションってどうなの?

ライオンズマンション・シリーズの第1号が誕生したのは、1968年「ライオンズマンション赤坂」。以来ライオンズマンションは、全国で30万戸も建設されている。

1978年に事業主別マンション販売戸数で1位を獲得して以来、2005年に至るまで、28年間連続でダントツの供給戸数をもって、1位の座を確保し続けている。

いまでは標準化されたともいえる、共用玄関のオートロックシステムや宅配ロッカーが最初に導入されたのもライオンズマンション。

ライオンズマンションの特徴のひとつは、新築のライオンズマンションの全てに「住宅性能評価書」が導入されていること。

もうひとつの特徴は、仮設のモデルルームによる販売(=青田売り)を廃止し、完成直前に販売する(=現場現物売り)ことであった(過去形)。

消費者にすれば、現場で現物の住戸を見て確かめられるメリットがある(デベロッパー側にも、仮設モデルルームの建設・維持に係る費用を抑制できるというメリットがある)。

ところが、取引銀行の金融支援とオリックスの資本支援を受けて再建を進めるうちに、2005年4月に就任したオリックス出身の田代正明社長が就任してから、完成済み在庫が増えるリスクの高い「現場現物売り」から、従来の「青田売り」に後戻りしている。

大京の新ブランド戦略とは?
大京は、2006年3月3日から、新たなブランド戦略を展開している。

ひとつは、ライオンズマンションのシンボルマーク(図参照)を刷新したこと。
060327 ライオンズシンボルマーク.JPG


二つ目は、「Family First」というブランド・タグライン(=キャッチコピー)を設けたこと。

 「Family First.」に込めた想い
大京グループが大切にしてきた言葉。それは「品質」、「快適」、「家族」です。とくに「家族想いの象徴=ライオン」をマンションブランド名に持つ大京グループの「家族」という言葉に対する想いは非常に強いものがあります。
「Family First.」は、こうした大京グループの全社員共通の想いを時代にあったカタチで表現したものです。


また、これまで多種に及んでいたライオンズのブランド名称が、次の4つに整理・統合された。

本 LIONS
基本性能の高さ、セレクトプランの充実、行き届いた管理・サービスを充たしたライオンズブランドの基本形となる物件。

本 THE LIONS
新生ライオンズの提供価値を最も体現する、住環境の良い場所での高品質物件ライオンズブランドを牽引するフラッグシップとなる物件。

本 LIONS TOWER
20階以上のタワー型。眺望が良く街のランドマークとなる物件。

本 LIONS GARDEN
環境創造型の250 戸以上(首都圏以外は150 戸以上)の大規模面開発。共用施設やコミュニティ等が充実した物件。

以上のような、新しいシンボルマークとブランド・タグラインを世の中に広く浸透させようということなのだろう。

3月12日〜3月25日まで(東京地区は3月31日まで)、テレビCMが全国一斉に放映された。

ライオンズマンションの名前の由来は?
「百獣の王といわれるライオンは、強いだけでなく、家族を大切にすることでも知られています。そんなライオンのように深い家族への愛を育んで欲しいとの願いを込めて命名された(大京ホームページから)」そうだ。

今後もトップシェアを堅持する路線を続けることに変わりはないが、首都圏・近畿圏・中京圏の3大都市圏中心で、地方都市は縮小路線になる(日経NETトップインタビュー 2006年2月24日 栗原清大京副社長)とのこと。

これからも永住するにふさわしい品質の高いマンションの供給に期待したい。
posted by 管理人 at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | デベロッパーの研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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本 企業情報
この業界は、三井不動産レジデンシャル、三菱地所、住友不動産の総合デベロッパー「御三家」と大京、野村不動産、藤和不動産、コスモスイニシア(旧リクルートコスモス)など、マンション主体のデベロッパーがしのぎを削っている。

産業再生機構の支援・オリックスの出資を受けている大京は、事業主別発売戸数で29年連続トップ(2007.2.15不動産経済研究所)を誇っている。※2007年に5位に転落(2008.2.19不動産経済研究所)。

その大京からスピンアウトした企業家が起こした明和地所やアーバンコーポレイション、コスモスイニシア(旧リクルートコスモス)から独立したゴールドクレストやゼファーなど、新興企業の動きも激しい。

企業名 YAHOO!ファイナンス 企業概要 メモ 分析記事
大京 企業情報 株価 掲示板 マンション専業首位。
「ライオンズ」ブランド。オリックスの支援受け再建中。
2006年まで29年連続1位
穴吹工務店 ゼネコンとデベロッパーの2つの顔を併せ持つマンションメーカー。 西日本での実績が多いサーパスマンション
大和ハウス工業 企業情報 株価 掲示板 住宅2位。鉄骨プレハブが主力。
商業建築やスポーツ施設、ホテル、ホームセンターも展開。
高い耐震性能を有する「Dシリーズ」
三井不動産レジデンシャル 企業情報 株価 掲示板 総合不動産首位。
ビル賃貸主力、マンション分譲も強化。非保有不動産事業を拡大中。
「パークホームズ」ブランドは大衆向け
藤和不動産 企業情報 株価 掲示板 マンション分譲大手。
「シティホームズ」など展開。3度目の金融支援受け三菱地所の傘下に。
「シティコープ」「シティホームズ」は市街地のマンションシリーズ
住友不動産 企業情報 株価 掲示板 総合不動産大手。
都心立地の新鋭賃貸ビル多い。巡航速度の成長標榜、財務基盤強化を推進中。
マンションのパイオニア
三菱地所 企業情報 株価 掲示板 三井不動産と並ぶ総合不動産の雄。
丸の内再開発推進。好財務体質。傘下に藤和不動産。
独自の品質管理へのこだわり
野村不動産 企業情報 株価 掲示板 「プラウド」が住まいの統一ブランドネーム。
2004年に持株会社の野村不動産ホールディングスに。
統一高級ブランド「プラウド」を演出中
東急不動産 企業情報 株価 掲示板 東急電鉄系。総合不動産大手の一角。
戸建てから賃貸へのシフト進め、収益力強化に全力。
4つのブランド
オリックス・リアルエステート 分譲、賃貸・管理、開発、施設運営を手がける、オリックスグループの不動産部門。
オリックス株式会社の100%子会社。
超高層マンションに注力
マリモ 1970年に一級建築士事務所として設立。その後、マンション・デベロッパーに転身。広島市に本社、非上場。 地方都市を中心に、「ポレスターシリーズ」を展開


本 マンション販売戸数の全国事業主別ランキング
順位 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2003年 2002年
事業主 戸数 事業主 戸数 事業主 戸数 事業主 戸数 事業主 戸数 事業主 戸数 事業主 戸数
1 大京 4,161 穴吹工務店 5,037 大京 6,391 大京 7,218 大京 9,023 大京 6,553 大京 7,103
2 三井不動産 3,973
大和ハウス工業
4,560 三井不動産 5,935 穴吹工務店 5,439 三井不動産 4,962 住友不動産 5,309 住友不動産 4,580
3 穴吹工務店 3,843 三井不動産 4,475 穴吹工務店 5,810 大和ハウス工業 5,043 野村不動産 4,598 三井不動産 4,188 穴吹工務店 4,414
4 藤和不動産 3,353 野村不動産 3,829 大和ハウス工業 4,638 三井不動産 4,581 住友不動産 4,559 穴吹工務店 4,110 三井不動産 4,350
5 大和ハウス工業 2,864 大京 3,778 住友不動産 3,924 藤和不動産 4,481 穴吹工務店 4,270 野村不動産 3,896 藤和不動産 4,099
6 野村不動産 2,778 日本綜合地所 3,411 藤和不動産 3,812 住友不動産 4,321 大和ハウス工業 3,877 大和ハウス工業 3,877 リクルートコスモス 3,529
7 住友不動産 2,568 藤和不動産 3,229 マリモ 3,432 三菱地所 4,129 藤和不動産 3,715 藤和不動産 3,833 ダイア建設 3,337
8 コスモスイニシア 2,080 住友不動産 2,952 野村不動産 3,123 野村不動産 4,039 三菱地所 3,025 リクルートコスモス 3,411 大和ハウス工業 3,300
9 東急不動産 1,865 東京建物 2,199 コスモスイニシア 2,777 東急不動産 3,051 東急不動産 2,935 東急不動産 3,362 野村不動産 3,064
10 東京建物 1,720 東急不動産 2,195 オリックス・リアルエステート 2,769 オリックス・リアルエステート 2,889 リクルートコスモス 2,797 ゴールドクレスト 2,713 ゴールドクレスト 2,751
(出所:不動産経済研究所)


本 デベロッパー安全性(株主資本比率)ランキング
順位 2008年3月期連結 2007年3月期連結 2006年3月期連結 2005年3月期連結
事業主 事業主 事業主 事業主
1 大和ハウス工業 35.30% 大和ハウス工業 40.40% 大和ハウス工業 39.1% 大和ハウス工業 38.60%
2 東京建物 27.10% 三菱地所 35.60% 三菱地所 34.6% 三菱地所 29.50%
3 三井不動産 26.70% 三井不動産 28.70% 三井不動産 28.7% 三井不動産 23.50%
4 野村不動産 26.10% 野村不動産 25.50% 大京 22.7% リクルートコスモス 15.90%
5 大京 24.20% 大京 20.30% 東急不動産 16.4% 住友不動産 15.00%
6 東急不動産 19.00% コスモスイニシア 18.60% 住友不動産 15.3% 大京 12.50%
7 日本綜合地所 16.40% 住友不動産 14.90% コスモスイニシア 15.3% 東急不動産 9.60%
8 住友不動産 14.80% 藤和不動産 13.20% 野村不動産 8.8% 藤和不動産 5.00%
※Yahoo!ファイナンスのデータより作成

本 デベロッパー収益性(総資産経常利益率)ランキング
順位 2008年3月期連結 2007年3月期連結 2006年3月期連結 2005年3月期連結
事業主 事業主 事業主 事業主
1 東急不動産 7.67% 大京 7.91% 大和ハウス工業 7.27% 大和ハウス工業 6.07%
2 野村不動産 6.98% コスモスイニシア 6.39% 三菱地所 7.27% 藤和不動産 5.47%
3 大京 6.20% 藤和不動産 6.28% コスモスイニシア 6.87% 住友不動産 3.52%
4 東京建物 5.23% 野村不動産 6.22% 東急不動産 6.45% 東急不動産 3.48%
5 三井不動産 4.70% 大和ハウス工業 5.76% 大京 6.29% 三井不動産 3.24%
6 日本綜合地所 4.63% 三井不動産 4.53% 野村不動産 6.22% 三菱地所 3.03%
7 住友不動産 4.44% 三菱地所 4.51% 藤和不動産 5.59% リクルートコスモス 3.00%
8 大和ハウス工業 3.58% 住友不動産 4.32% 三井不動産 4.02% 大京 -4.41%
※Yahoo!ファイナンスのデータより作成
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